ランニング

オリジナルメソッドを探す旅へ

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自分の限界は自分で決める

 フルマラソンへのアプローチは十人十色のはずです。しかし、巷にあふれている

『サブ○○には月間走行距離は●●キロが必須』

『10キロ▲▲分以内、ハーフマラソン△△分以内が絶対条件』

などといった情報に惑わされて、知らず知らずのうちに自分の限界を決めていませんか。かつては、私もその中のひとりでした。サブ3.5を達成する一年前、私のベストタイムは10キロ45分10秒、ハーフマラソン1時間45分14秒、そしてフルマラソンが3時間44分35秒。一般的に言うと、『サブ3.5を目指すには、もう少し10キロやハーフの走力をつけてから』といったレベルでした。

 ラストランと決めた、最後の一年。あえて、練習やレースのタイムやペースに関する情報をシャットアウトして、

『自責において、自分の思うようにやってみたら、どんな結果が出たとしても納得できるのではないか』

と考え、1年間自分を信じて、自分が良いと思った練習のみを実行しました。その結果、3回目のフルマラソンでサブ3.5を達成し、有終の美を飾ることができました。今思い返しても、出来過ぎた1年間だったと思います。当時を思い出しながら、自分流サブ3.5のメソッドを皆さんにお伝えできたらと思います。

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フルマラソンを走るようなったきっかけ

 運動経験は小学校はソフトボール部、中学校は野球部、高校は帰宅部。社会人になってからは草野球を少々。小学校のマラソン大会は真ん中ぐらいでした。短距離は得意でしたが、長距離はずっと苦手で嫌いです。体を動かすことは好きで、スポーツ観戦も同様だったため、マラソンや都大路、箱根駅伝をテレビ中継で見るのは大好きでした。しかし、自分がフルマラソンを走ることになるなんて、夢にも思いませんでした。ランニングは32歳でダイエットの為に始めました。最初は2キロも走れなくて、走っては歩いての繰り返しでした。数ヵ月後に出た10キロのロードレースでは52分00秒。インターバルなどスピード練習を中心に行い、1年半後に自己ベストの45分10秒を出すことができました。最初のレースを一緒に走った友達の奥さんに『フルマラソンは感動するから、一回は走ったほうがいい』と勧められたのが、フルマラソンを走ることになったきっかけです。

 

このブログを通して、皆さんにお伝えしたいこと

 マラソントレーニングにおいて、10キロやハーフマラソンを速くしてからフルマラソンに繋げる方法が主流だと思います。しかし、私はどれだけ練習しても最後まで一般的に言われているサブ3.5レベルのスピードを手に入れることができませんでした。そこで、最後1年はすべてをフルマラソンでサブ3.5を達成するためだけの練習にしたいと考えました。端的に言えば、『レースペースを楽に走り続けられるようにする』方法を日々模索していました。わかる人もいると思いますが、サブ3やサブ4に比べると、サブ3.5の練習法はネットや雑誌に掲載されていることが少ないです。サブ3.5を達成したラストランから5年が経ち、何となくサブ3.5を達成できた理由が見えてきたので、最後の1年を中心にどのような練習をしたのか、何を考えていたのかを備忘録を兼ねてブログにしてみようと思います。

〇ひとりで練習している方

〇サブ4~サブ3.5を目指している方

〇スピードがなくて諦めている方

〇ネットや雑誌の練習をして、行き詰っている方

〇毎日は練習時間が取れない方

 このあたりの層の皆さんを中心に、こんな練習でもサブ3.5を出せるのかと思っていただき、自己ベスト更新の一翼を担うことができれば幸いです。あなたもご自身のオリジナルメソッドで自己ベストを更新してみませんか。

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